プロフィール

しーシュ

Author:しーシュ
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    しーなとシュウ
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ピアノ&ボーカル 椎名まさ子
ベース&ボーカル 梶山シュウ
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05月08日(月)

しーなさんの少女時代の写真を見せてもらった事があります。

まーぁ、そら皆さんが想像する通りのベッピンですぁな。

当時、大ヒットしてゐたコミック「愛と誠」の主人公、早乙女 愛を意識してゐたとかどーとかで、確かにそんなかんぢでした。(註:女優の「早乙女愛」さんの事ではありませんよ)
この人です。img728.jpg



この「愛と誠」といふコミック、当時まだ10歳そこらだったわっしには「早い」読み物でしたが、7ツ上の姉貴が読みふけっておりまして(少年マンガ、の位置づけでしたが、内容から云ふても女子の鑑賞に堪えうる内容)、その横流しとしてわっしもよぅ読みました。

知らん人の為にザツなあらすじを書くとすれば、まぁ
「幼い頃の不幸な事故で未来と希望を失った少年が立派な不良に育ち、その事に責任を感じる加害者であるところの裕福な美少女が、恋愛感情と献身の間で揺れ動き、でもまぁ恋愛として、そは深き愛である!」
みたいな。

いや、かなりザツに書きましたが、良い物語ですよ。
機会あらば、是非読んでみなされ。


この話しの中に「岩清水 弘(いわしみずひろし)」といふ男が出て来ます。

主人公の太賀 誠に献身の愛を注ぐ早乙女 愛に懸想する同級生。
学園壱の秀才で、まぁメガネのひ弱でガリガリで高所恐怖症の、自らが認める「うらなり」そのもの。
ことあるごとにストーリィの中に出て来て、色々といらん事をするのです。

当時読んだ頃は、「なんともウザい奴っちゃな〜、この岩清水は」とか思ってしまった訳なのですが、よぉく世の中が分かった目で読み返してみると、見方が随分違って来ました。

『早乙女愛よ、岩清水弘は 君の為なら 死ねる!』

といふ、壱歩間違えれば完全にアウトな恋文を、いきなり早乙女愛に送ってしまふやうなある種の勘違い男(ややストーカー癖もあるやうな?)なのですが、これがその言葉通りに、徹頭徹尾、早乙女愛を守り抜くのです。
喧嘩ひとつした事のない身で、ヤクザも一目置く不良である太賀 誠にサシの勝負(この『勝負』の方法がまたスゴい)を挑み、引き分けにまで持ち込んだり、その太賀 誠に振り回される早乙女愛を、陰になり日なたになり支え、実質 何度もピンチを救います。

早乙女愛には感謝こそされるものの、その愛を受け取る事は出来ず、結局さいごにはフラれてしまふわけなのですが、その引き際も見事なのです。

「僕の青春には有意義な愛だったよ。早乙女くんに感謝しながら、いさぎよく 二人を祝福するよ」(まぁ、その後、おそらく太賀 誠は死ぬんですが)

むしろ他の、いわゆる「男らしい」とされながら、ぢつは自我や欲望や葛藤、世間体や過去のしがらみに右往左往する、ほかの武闘派の登場人物たちを差し置いて、この岩清水宏は早乙女愛への愛情ひとすじに、まったくブレなく生きるのであります。

さう。
わりと「男の中の男」として描かれてゐるのです。

梶原一騎はむしろこの男を描きたかったのではないか?とさえ思へるのです。



さうさう。
ときおり二次的な登場人物の女性が、えらいことエロいピンチに陥ったりするシーンがあってね。
絵が劇画タッチなんで、これがエロいのなんの(作画:ながやす功)。

でも、早乙女愛 本人は、危ないシチュエーションに巻き込まれる割に、さういふ目には遇わないの。
まぁ主人公をあんまりエロい目に遭わせると、色々アレなのかもしれんけど・・。

そこは ちゃんと岩清水弘が守った、てぇ事で、やはり彼は男の中の男だったな、と。
 

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